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Day-35 戻ったり止まったりしない

戻ったり止まったりしない

これは、昔大学受験をしたときの学習塾で、ある英語の先生の決め台詞みたいなものでした。 一字一句書き起こすと、「お前らが英語を読むスピードが遅くなる原因は、英文(長文)を読んでいるときに、戻ったり、止まったりしているからだ。」という内容です。

たしかに、これは否の打ちどころのない事実です。 英語の長文を読む時間が足りないときは、単語が分からず意味を推測するために、文の前後を何度も右往左往したりしてました。 ほかには、全く文意が汲み取れず止まってしまう (読んでるのに頭に内容が入っていない) ときは、大抵構文の解釈が曖昧だったり、文法を知らなかった場合が多かったです。

「止まったりしない」というのは、一文一文を考えて英語を読み進めるな、ということでしょう。

この格言の本質は、とにかく読み進み続ければ英語が速く読める! ではなく、時間のロスとなる「戻ったり止まったりする」少要素を排除しつづけることで達成できる、ということでしょう。

そして、その先生がとにかく強調していたポイントは、「前から順に読め」です。 言い換えると、後ろから読んだり、飛ばし読みするなってことですね。

さて、この格言「戻ったり止まったりしない」は他の分野にも転化できる考え方だと思います。 前々からこのブログでは、作業の高速化に関するトピックを扱っていますが、それに応用できるはずです。

代表的な応用先としては、

  • 論文読み
  • 絵を描く
  • 文章を書く (ブログを書く)
  • 本を読む

など…ほぼ全てに当てはまると考えています。

例えば論文読みなら、英語の単語のように初めて見る数式でつまづいたり、ある重要な設定を見落として実験の内容が理解できず、もう一度最初から読み直したときに読み飛ばしに気づく、というミスがよく起こると思います。絵なら、上手く線が描けずに、何回も描き直して戻ったり止まったりしているうちに時間を消費することが大いにあります。 文章を書くときも、書く内容を明確に定めずに書き始めてしまって大幅にボツと修正が発生する、などがありますね。

一応、論文に関しては、「結論 (Conclusion)」を先に読むことで全体像を把握する、という小細工がありますが、あくまで全体像をぼんやりと把握する程度で、その論文を読むか読まないか決めるくらいの情報にしかならないと思います (その分野に詳しい方ならそれだけで理解できるかもしれませんが)。

例外として、怪しいまとめサイトをどうしても見なければならないときは、最初にスクロールで末端まで飛ばして結論を見に行きますね…(結論が意味不明なものである確率が高いので、まともな結論が書いてあることを先に確認するため)

話を戻すと、とにかく、文書・数式などに関しては 前から順に読む (文章は前から順に読むように作られているため)。 また、他の物に関しては、戻ったり止まったりする要素を極力排除する ことを心がけていきたいです。 絵なら、線を上手く引く練習をして、戻る回数の頻度を下げる。ブログなら文章構造や扱う範囲を事前に箇条書きなどで設計しておき、そこから文に落とし込む、とか。

最後に、このブログに関しても、前から順に読んだほうが読みやすいようなものを今後も投稿していく予定です。

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