最近、Amazon でそこそこ高級なスタンディングデスクを購入し、生産性が引き上がった。 自分が購入したのは、バウヒュッテというメーカーが出している 1200mm 幅の昇降式デスク。 これに関しては、またレビューかなにかで解説したいと思っている。
スタンディングデスクを購入したことにより、絵を描くとき、プログラムを組む時や論文を読むときは椅子で作業をし、それ以外は立って作業をするというスタイルになってきた。 短く深く集中したいときは座って作業、長く浅く集中したいときはスタンディングという傾向があるかもしれない。
このスタイルの変化によって、立ち作業でよく足の行き場を持て余すようになった。 (ステッパーを使えば解決するが、最近は立ち作業のうち3割くらいに抑えている。結構体力を使ってしまうので。)
そこで考えたのが、この養生テープで床を囲ったものである (一番上の画像)。 これは、製造業などで使用されている、決められた位置に決められた物を置くことで生産性を上げる、三定管理(さんていかんり)とか五定(ごてい)のうちの一つ「定位」がルーツ。 本来であれば、物の位置をテープで示すところを、自分自身の位置を示すテープを貼るというのが、この鳥籠の全て。 向きとしては画像の上側 (台形の短辺) が前方を示す。 これは、最近だとレジ待ちの間隔をテープで示しているのと似ているかもしれない。
鳥籠の役割は、自分の立ち位置を示すだけのものだが、副次的にかなり多くのメリットがあると感じたのでそれらを紹介していきたい。
鳥籠の身体的なメリットは、今まで気づかなかった体の歪みや傾きに気づくことができることである。 見て分かる通り、台形の中心にも線が引かれていることにより、左右対称の基準ができるので、気付いたときに足元を見てみると大幅に立ち位置がズレていることが分かる (自分の場合は)。 実は CC-56 リストには、腰痛を治すという超難題が含まれているため、少しでも体の歪みを取り除きたいという願いがある。
次に、精神的なメリットについても語る。 人々が集中したい場合に、いつも同じ場所に座るとか、自分だけのおまじないをするのがあるが、そういうものに近い。 作業をしているときは、トイレ以外は終わるまでこの領域から出ないという制約を付けることで、外側のものに気が取られにくくなる。
デメリットは、剥がすときにちょっと怖い、くらいだろうか。
鳥籠は、簡単に実装できるのに対し、メリットが多いのでぜひ試してみてほしい。
実際の所、鳥かごは、鳥を逃さないためというよりかは、鳥を外界から守るためにある。 今後も自分が鳥になったつもりで、外界の誘惑から身を守っていきたい。
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