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CC56: 567収束までに達成したい56リスト

Day-94 本レビュー『スタンフォード式 疲れない体』 呼吸法 x 姿勢 x 栄養

論文の引用がなく (訳してない本には引用があるのかもしれない)"スタンフォード流だから…" で済ませている部分は多いですが、Kindle 版は重要な部分に線が引いてあるためざっくり読みやすく、そこそこ網羅的に書いてあるので時間対効果という意味でコスパは良いです。

(2020/7/10 追記) 巻末までめくってみたら「主要参考資料」という項目で、各章ごとに参考にした文献が載っていました。引用の形式ではないですが、エビデンスはあるようです。また、著者の項目を読んだところ、どうやらスタンフォード大学に勤務している日本人が、日本語でこの本を書いたと記述してありました。

本文中の内容はアスリートの目線で語られる割合が多いですが、基本的にどの内容も、勉強・プログラミング・絵など、だいたいの行動に一般化可能だと思います。

疲れない、というのは無限の体力を得るという意味ではなく、ダメージを受けすぎないコントロール能力と、回復力を上げることによってパフォーマンスを低下させないという感じです。

以下、自分に役立ちそうなところを箇条書きして切り抜きました。 特に IAP呼吸法 に関しては、かなり詳しく書いてあり、この本で十分量の知識を得られ、効果も期待できそうなので、IAP の項目だけでもこの本に値段以上の価値があると思います。

  • IAP 呼吸法 (Intra Abdominal Pressure: 腹圧)
    • 腹圧を高める呼吸法。吸うときも吐くときもお腹に (外側に対して) 力を入れる
    • 呼吸で得られる酸素量が増える
    • 体内の圧力が高まり、体幹が安定し、無駄な筋肉の動きや負担が減り、疲労が減る
    • 呼吸は一日約3万回の動作なので、効果が大きい
    • 慢性的な腰痛に効果がある可能性がある
  • 本全体に共通する考え方は、"局所的なダメージを分散する"
    • 姿勢のズレを理解し、局所的な負荷がかからないよう重心を分散する
    • 疲れやすい姿勢がある
      • 肩と耳は一直線を維持 (基本的に頭が前のめりになって、疲れやすくなる)

栄養学も割と重視しており、時間栄養学の考え方もちゃんと書いていたので、好感が持てました。 マインドセットに関しても触れられていますが、これはある程度普通にやっている人には当たり前の情報かもしれません。

個人的な感想ですが、栄養に関しては、これとこれを食べるといい、みたいな情報が多く、意識しすぎると食の楽しみが薄れると思っているので、最低限でいいと思っています。 そもそも元々毎日トマトを食べるくらい野菜が好きなので、そこまで気にする必要もないかな。

本の内容に関しては以上です。

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修正は早いほうが良い

昨日話題にしていた、体調管理を上手くする という部分を迅速に修正したほうがいいので、緊急パッチを充てました。応急処置ではありますが、きっかけにはなるはずです。 後は脳が自動で "疲れない方法" や "体を頑丈にする方法" に関する情報を集めてくれるはずです。

このブログでは、56項目を処理するために、以下の方針を取っています。

  1. 自分が気づいたときに治せる部分は、その場で直す
  2. どうしても治らない部分は、他人に指摘してもらう
  3. それ以外は、運で修正を引き当てられるように行動をランダムに入れ替える

できる限り早く障害を取り除いたほうが、56項目が早期に終わるはずです。