今まで、目薬は300円くらいの激安品を使っていたのですが、Twitterでいい目薬使うと人生変わる!みたいな情報が入ってきたので、試しに買ってみることにしました。
「Vロート PREMIUM」というらしいです。 これは価格ドットコムによると、現在目薬ランキング3位に位置している模様。
自分が薬局で買ったときは 1,650円 しました。市販の目薬の中ではトップクラスの高級品のはず。
有効成分について
高いものを買うだけで満足するのは、「情報を買って満足」するのと変わらないので、有効成分について調べてみました。
化学と医学、しかも眼に関することなので、素人とかいうレベルではないのですが、そこはベストエフォートの精神で行きます。
とりあえず全ての成分について調べてみたのですが、基本的には眼以外でも使われる炎症抑制系の化学物質が多いという印象。 基本的に、目薬の説明書に書いてあること以上の情報を得ようとすると、英語の記事とかを漁らないと行けないので浅く掘り下げました。
- 塩酸テトラヒドロゾリン: 眼の血管を収縮させ、充血を防ぐ
- ネオスチグミンメチル硫酸塩: 眼のピント調節機能の回復。半減期が1-2時間しかない
- アラントイン: 傷の回復を促進する
- パンテノール: 傷の回復、炎症の抑制など。アラントインとセットで使われるらしい*1
- グリチルリチン酸二カリウム: 抗炎症剤。甘いらしい
- 硫酸亜鉛水和物: 収斂作用。紫外線などによるダメージを鎮める
- クロルフェニラミンマレイン酸塩: ヒスタミン受容体拮抗薬
- コンドロイチン硫酸エステルナトリウム: 角膜表面の保護が主目的。基本的には関節痛に使われる薬品らしい。
以下は眼の栄養系らしい。浸透圧とかで吸収されるのか?(謎)
- 酢酸d-α-トコフェロール (ビタミンEの一種)
- ビタミンB6
- L-アスパラギン酸カリウム
- タウリン
調べた感じ、「効きそうな成分」を山盛りにしたという印象を受けました。
ビタミンに関しては、エビデンスがありそうでギリギリ見つからない、みたいな情報が多く、有効成分としては懐疑的にならざるを得ないという感じです。 (眼からビタミンを吸収するプロセスを知っている人がいたら教えて下さい)
抗炎症系の成分に関しては、いくつか副作用があるものも存在するので、安い目薬 (有効成分が少ないもの) と併用して使い分けるのもアリかもしれません。
おわりに
有効成分とかあまり考えずに使うと、やはり高級なだけあって、目薬をさしたときのスッキリ感がちょうどいい感じに調整されています。 メンソールとかそういうやつのバランスがいい (値段とは関係なくそういうタイプの目薬なのかもしれませんが)。
後味がいい、という意味では、個人的にこの目薬はかなりいいと思います。
Amazonで調べたら謎の値下げが入っていて、現在は薬局で買うより500円くらい安く買えるらしいです。
しばらく使ってみて眼に変化が現れたらまた話題にするかもしれません。 色んな目薬を使ってレビューとかもしてみたい。