はじめに
タイトルどおりの本です。
前置きとして、ちょっと本の内容とは違うのですが、この本をKindle版で読もうとするとかなり読みづらいです。
「ページをめくったとき」と「ページを戻したとき」に別のレイアウトになったりならなかったりします。
(たまにこういうふうにレイアウトが崩れる本に出会うんですけど、何が原因なんでしょう…)
また、これはこっちのiPadに問題があるのかもしれませんが、ページをめくるのに数ミリ秒ラグがあってストレスフルです。 かなり読み心地が悪い。(FPSをBluetoothヘッドホンでやっている感覚に近い)
正直、この「ページを戻したときにレイアウトが変わる」「ページをめくる速度にラグがある」現象で本を読み返す気力を失ってしまったので、そこまで真面目にレビューしません。
内容について
ひとことで説明すると、器用貧乏な感じのビジネス本です。
本の質自体は、著者の「伝える能力」が高いこともあり、平均的なビジネス書より少し上くらいに位置すると思います。
この本は、全10章で構成されていて、
- 1-4章: 要領改善系の話題
- 5章: ケアレスミス・忘れ物をしないためのコツ
- 6章: 集中力の改善
- 7章: 片付けや整理のコツ
- 8章: コミュニケーションの改善
- 9章: メンタルの話
- 10章: メールの話
と、一見、気になる話題をオールラウンドにカバーしているように見えます。
ただ、前提としてこの本は、「ADHDの著者が、ADHDの人向けに書いたTIPS」がけっこうな割合を占めているため、とくに参考にならない部分が多かったです。 そもそもADHDの本質というものが何なのか僕には分かりません。 ここ最近、特にADHDという言葉が独り歩きしている印象を受け、「AI」とか「ディープラーニング」みたいなバズワードより危ない感じになっているような気がします。
本の話に戻ると、この本の5-10章は僕にとっては必要ありませんでした。
まず、5, 7, 8章の内容に関しては、自分自身に問題意識を持っていません。
9章のメンタルに関しては、メンタル専門の本 (例えば、『Search Inside Yourself』) があるので、そういう、一冊をメンタルに全振りした本を参考にしたほうがいいと思います。 6章も同様のことが言えます。
10章のメールはそもそも基本的に使わないので、あまり関係ない話でした。
そして、肝心の1-4章についてですが、基本的に「シングルタスク」を主軸に置いたタスク処理テクニックを、幾つかの事例やパターンを挙げつつ図を用いて説明している、という感じでした。
シングルタスクに関しては、『SINGLE TASK 一点集中術』という本を読むのがいいと思います。
おわりに
一応、物理本もあるようなので、気になった方は物理本を買ってください。
基本的に、このブログではオススメしないものに関してはAmazonのリンクを貼らないので本屋さんとかで適当に探してください。