CC56

CC56: 567収束までに達成したい56リスト

Day-179 Connected Papers…最強の研究ツールだ

復学しました。なんか数日前から実は学校が始まってたみたいなんですが、気づいてなかったので今日復帰したことにします。

一年の休学で、「暗黙の了解と化した変化」が多く、対応するのにかなり気を使います。 どこに資料があるのか分からない、その資料がメールで送られてきたのかも不明、実はルール変わっていたなど、、、。

こういうのは変化したことに気づけない(誰にも指摘されない&自分は気づかない)場合、延々と不利益を被るので早めにフォローしていきたいです。

Connected Papers が便利

ここ最近、いろんなところで全く知らない分野の論文について調べる機会が多かったので、「Connected Papers」をフル活用してみることにしました。

www.connectedpapers.com

Connected Papers は、名前の通り、論文同士の関連性を可視化してくれるWebサービスで、完全無料で使えます。

中心となる論文名を入力、検索することでその論文を引用している論文、それら論文が引用している論文などをまとめてグラフにしてくれます。 また、点の大きさがその論文の引用数と比例しているので、「有名論文の取りこぼし」をする確率が減ります。 有名論文って、そのジャンルの論文を何本か読んでいくうちに自然と気づくものですが、その分野に取り組んで日が浅いと気づかなかったりしますよね。

Connected Papers を使うことで、あまり読む必要がない関連性の薄い論文を弾きつつ、核となる論文はサクサク掘れるので、サーベイの時間効率がかなり良くなります。

Google Scholarも便利ですが、Connected Papers を使うようになってからは、サーベイの最終段階の詰めにしか使わなくなりました。 例えば、2019年の論文に対する引用が5のとき、その論文の引用先を全部まとめて読む、みたいな感じの仕上げで使います。

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"WaveGlow" を起点にしたグラフ

↑で出力したグラフは「WaveGlow」で検索したものですが、概ね右側はFlow系の論文、左側はTTS、左斜め上は特にVocoder系と、分野ごとに自動でクラスタリングもしてくれているので視認性も高く、マップとして頭に入りやすいです。

前にDropoutチートシートを作ったときは、これの存在を知らなかったので、「その論文より未来にある論文」の存在をどう調べるのか苦戦していました。 当たり前ですが論文は基本的に、過去の論文しか引用できないので、新しい論文をどう探すのかで詰まったりします。 そのときは「Dropout」でひたすらTwitter検索を掛けて運に任せる+Google Scholarで辿っていました。

Connected Papers は、検索対象の後発の論文を検索でき、関連性の高いものを抑えてくてる所が最高です。