去年、VRoidコンテストに参加したのですが、残念ながら入賞を逃してしまいました。 その時の話はこちら↓
それ以降めぼしいコンテストが無かった†のでしばらく参加できなかったのですが今回「バーチャルファッションデザインコンテスト」という服を作るコンテストが開催されたので参加しました。ちなみに56項目の中に 「24. VRoid コンテストで入賞」 というのが入っています。
†: 写真コンテストだけだった気がします。
バーチャルファッションデザインコンテスト
公式ページ↓
VRoidの正式版リリースによって "重ね着" という機能が追加され、服装制作の自由度が格段に上がりました。 一方、キャラクターモデルに関してはほぼ固定で、テンプレート3体のうちから選択することになります(僕の作ったモデルは髪色だけ変えています)。 なのでキャラクター制作はほぼ無視することになるため、服装の作成に集中する感じです。
どうやら公式Twitterによると、投稿モデル数が 1,000体 程度らしいので、入賞枠25本を考慮すると単純な割り算で倍率は40倍という計算になります。 全体のレベルも前回の水着コンテストより上がっていて、正直入賞する自信ないです。
作ったもの
以下投稿したモデルの VRoidHUB リンクになります。(完成度高いと思ったら♡押して貰えると勝てる確率が上がるかもしれません)
他の人と被らなそうな「錬金術師」というテーマで作成しました。被らないテーマを選択するだけで一定のアドバンテージがありそうだったからです。 本音を言うと、カジュアル系は知識不足で不利だし、ファッションの知識不足をファンタジーでごまかそうという消去法で選んだ感じです。
難しかった点
やってみてわかった "今回のコンテストの難しさ" を4点箇条書きします
- テーマが被る: 例えば、モデルAは「ゆめかわ系」「メイド服」「制服」が激戦区な印象がありました。「錬金術師」も製作中に他の人から投稿されないかヒヤヒヤしながら作っていました(被った場合は先に投稿した人が有利になるんでしょうか?)
- モデリング技術 < 服の完成度: いくらモデリングができても、あくまでファッションのコンテストなので服が大事だと思います(♡数の付き方を見た感じ)
- 慣れ: 普段からVRoid使ってる人はレベルが段違いに高いです。正直練度に差がありすぎて戦いになってない(実際こういう方々はものすごい数の♡稼いでいます。150前後)
- 知名度: 採点がどのように行われるか不明ですが、おそらく♡数は重要だと思われます。そのためTwitterなどのSNSによる場外戦が混じっています
ラッキーパンチによる入賞がほぼありえないような雰囲気がありますね。
解説
以下のようなコメントを頂いたので、解説を作ることにしました。
customized textures
が何を指しているのか若干わかりにくかったですが、自分のモデルの "重ね着" がややこしくてどうシルエットを作ってるのか謎だったんだと解釈しました。
テクスチャ構成はこんな感じですね。自分用の覚書にもなってます。
特殊なテクニックとしては、メガネを2つ使用しつつ超過パラメータ††にしてゴーグルの形状にしている、くらいでしょうか。 (超過パラメータに関してはレギュレーション違反になるか不安でしたが、モデルAさんの顔がそもそも超過パラメータでできているので自分の中でOKとしました)
††超過パラメータ: スケールを操作するバーの範囲を超えた値を使用すること、を勝手にこう呼んでます
テクスチャは計13枚描いています。トップスが4枚、ボトムスが1(スカート本体)+1(フリル2枚分)+1(タイツ)枚、靴で3枚、眼鏡で3枚という内訳。 ひたすら、iPad版クリスタで描く→AirDropで転送してVRoidでインポートして確認…を繰り返しました。
上級者の方のメイキングが見てみたい…(秘伝のタレみたいになってそう)
おわりに
前回のコンテストから一年半くらいモデリングコンテストが開催されなかったので、正直これで入賞を逃したら「24. VRoid コンテストで入賞」達成がかなり厳しくなってしまうかもしれない…かといって全体のレベルがかなり高いので自信ないですマジで。倍率40倍は厳しい。