Day-53 エンジニアリング・ピザ

本当のピザの "食べ方" を教えます

まず、最初に書いておきますが、本記事で載せてる画像は全て「色彩加工」を行っていません。 例え自分がピザに裏切られたとしても、自分がピザを裏切ることはできないので、"写真詐欺" をしてはいけないという信念があります。 (元々画像を載せるの下手ですがそれはさておき)

そして伝えたいことは、ピザは「技術」ということです。 知っているのと知らないのでは、ピザに対する解像度がガラっと変わります。

基本事項

イオンやドンキなど、色々な場所でピザは安く売っていると思いますが、 特に自分が好んでいるものは、石窯工房のバジルオイル付きマルゲリータです(198円)。 石窯工房のブランドは無難に美味しくて安いです。

基本的に、自分の技量でどうにでもなるので、安いやつで十分です。 一応、バジルオイルが付属しており、応用できて便利なのでマルゲリータがオススメです。

次に、皿の話をします。 ピザが載る大きさの皿が家にある方はあまり関係ないです。 ただ、ピザが載るサイズの皿はそこそこ手に入りにくいし、ピザだけのためにデカい皿を大金を叩いて購入することを躊躇うライト層も多く存在します。 なので、

「お持ち帰り用」のピザの入れ物を再利用するのが最適解です。 これは、"ジョリーパスタ" のお持ち帰り用容器ですが、似たようなものはガストとか色々あったはずです。 ただし、紙だと洗って使い回せないのでダメです。

また、ピザを切る時に、「均等」を意識するあまり、中央から外側に向かって六等分する人がいますが、あまりにも早計です。 技術とは、使い分けることに意味があります。 これは実際のピザと同時に説明します。

そして、ピザを切った後は、ピザカッターでも包丁でも、真っ先にティッシュで拭いて下さい。

早めにチーズの油分を取ってしまいましょう。

焼き時間も重要です。 具材の量や使うオーブンの種類などによって変化しますが、絶対に焼きすぎてはいけません。 ピザ全体の水分量を考え、慣れないうちは焼けると予想した時間の 6割, 8割 地点で焼き途中のピザを確認しましょう。 オーブンから熱が逃げてしまいますが、ピザが硬い小麦粉のせんべいになるよりマシです。

何度か試すと、自然とこのピザは何分で焼けるか？という推測が経験から立つようになります。 スマホのタイマーにセットしましょう。 決してオーブンが自動で決める焼き時間に身を任せることがないようにしましょう。

アレンジ

基本的なピザだけだと、味は同じになってしまうのでより高次元のピザを食べるため、アレンジをしてみましょう。 このアレンジでは、家にあるありきたりな調味料や、数十円でできるものから300円程度必要なものまで様々です。 安いピザを選択しているので、特に金額的に困る要素はないはずです。

最強のアレンジ

さて、まず一番最初に最強のアレンジ法を紹介します。 市販のピザに最も欠けていて、"ドミノ・ピザ" のような神ピザ屋のピザには存在しているもの、それは

おそらくこれです。ガーリック。 にんにくを毎回切るのはダルいので、チューブで代用してしまいましょう。 ピザは一瞬で用意でき、後はオーブンに任せるという時間節約の要素も強いので、一瞬で味付けできるにんにくチューブは最強アイテムです。 料理が好きな方は、ちゃんとした炒めにんにくを使ってもいいかもしれません。

四種の神器

そして、先程話題に挙げた "ドミノ・ピザ" から神アイテムを紹介します。 これは個人的には「ドミノ・ピザ 四種の神器」と呼んでいます。

一つずつ紹介していきます。 まず、白いやつが「メイプルソース」(32円)。ピザに甘みをもたらし、新たな味のバランスを楽しむことができます。 次に、赤いやつが「バーベキューソース」(32円)。マクドナルドの BBQソース と似た味がします。香ばしさと濃い味を楽しみたいならこれ。 そして、下にあるのが「粉チーズ(パルメザン)」(32円)。パルメザンの旨味はピザと非常に相性が良いです。 最後に、黒いのが、「韓国のり」(54円)。なぜかこれだけ値段が高いですが、量が多く、風味がガラっと変わるのでオススメです。

これらを入手する方法は、ドミノ・ピザでピザを買いつつ サイドメニュー>その他 にある場所からカートに追加する (ネット注文の場合) のですが、

ドミノ・ピザのメニューサイトのスクリーンショット(2020/05/29撮影)

いや、ピザ自体高くて買いたくないよ！という方は「お一人様メニュー」にある「ピザサンド」がオススメです。

同じくドミノ・ピザのサイトからのスクリーンショット(同日撮影)

ピザサンド を購入したついでに四種の神器を買いましょう。 ランチ感覚で食べれますし、どれも美味しいので非常にオススメです。 特に好きなのは高麗カルビで、少し値段が高いのですが、これはスマホアプリでピザサンド 100円引きのクーポンが頻繁に出現するので、実質相殺できます。

補足として、これらの神器は「ウルトラチーズ」が販売されている期間のみ存在する可能性があるので、できるだけ早めに確保して下さい。

↑ 全部一個ずつ使う (計148円) と豪華になる。味に飽きる前に一瞬で食べてしまえるので、逆に物足りない。 (メープルとBBQ は半袋余る)

チーズを加える

これは結構重要で、単純に安いピザは載っているチーズの量が少ないということと、ミミにあたる部分にチーズが載っていないことが多いので、この弱点をカバーします。

載せるチーズは一般的なピザ用チーズなら何でもいいです。

ポイントとしては、載せすぎてもダメということと、ミミに沿ってわずかに載せるだけで十分、ということです。 特に中心部分には載せる必要はないと思っています。

チーズは、ミミの部分を熱から守る役割を果たしているとも思っています。

チータラ

ドンキでよく売っているチータラ(298円)を雑に載せて旨味の暴力で圧倒します。 ピザに付属しているバジルソースはあえて使用せず、取っておきます。

袋の 1/2 - 2/3 くらい使うといい感じに埋まります。

食べるときにちぎれやすいように向きを並行に揃えます。

チータラは水分が飛びやすいので、少量のチーズで上から保護して焼きます。

六等分がオススメです。

セブンのサラミ

セブンで売っているサラミ (110円程度) が手に入りやすく、扱いやすいのでオススメです。

サラミの半分を使うと、ピザの半分がサラミで埋まります。

このときのポイントは、サラミを薄く切り過ぎないという点です。 サラミを薄くしすぎると、サラミの体積に対する表面積が大きすぎ、熱に耐えられず、焦げます。

ペスカトーレ風

パスタ用の海鮮トマトソース(158円)を使います。

全て使用するとこんな感じです。

焼いた後で、きざみのりと粉チーズを雑にかけて完成です。 ちょっと味が濃いので、人によっては量を減らしても良いかも。

垂直水平切りがオススメです。

お菓子風

じゃがバターの粉 (188円) (二袋付き)を使うと、お菓子になります。 バジルソースは使いません。

本当は、別の粉と半分ずつにしたかったのですが、間違えてじゃがバターを二袋使ってしまった…半分でも全然味があると思います。

焼くとこんな感じです。垂直水平切りと相性がいいです。

草ピザ

ここまで、安い素材や簡単に扱える素材をピザに載せていたため、どうしても「緑」が不足してしまいますね。

野菜は基本的に値段が高く、ピザに載せるだけのために買うと微妙に余ったりします。 また、じゃがいも、玉ねぎなどはオーブンで熱が通りきらないことがあるので、調理が面倒かもしれません。

また、ピーマンはピザとかなり相性が良く、味のアクセントとしてはトップクラスですが、値段の割に量が少ないです。

では、圧倒的な量を保ちつつ、どこでも売っていて、ピザとの相性がよく、圧倒的に調理がしやすく、なおかつ安い素材は存在するのでしょうか？

一袋 88円でこの量、最強ですね。ピザに他のものは何も載せてないです (バジルソースも余る)。

しかも豆苗は根の部分を保存しておくと、増殖するので、一食目は実質無料です。

アツアツの豆苗を食べるためのポイントは、スケジュール管理です。

手順は、

ピザを焼き始める → 豆苗を洗いつつ切る → ピザがあとちょっとで完成する所でフライパンを熱しごま油を投入 → 一瞬で炒める → ピザを取り出す → ピザを先に六等分 → ピザに載せる

という感じです。豆苗はこの半分の長さに切ったほうが食べやすいかもしれないです。

この草ピザは、低コストな上に、ピザの完成までの時間は実質変わらず、食べた後の満足感がすさまじいので、この記事の中でもトップクラスにオススメです。

シーフードピザ

セブンで100円程度で売っているシーフードミックスを使用します。 ここで、取っておいたバジルソースを複数使用します。

バジルソース二本、にんにく少量とともにシーフードミックスを炒め、先程のサラミピザ(焼いた後) の残り半分にトッピングします。

完全にジャンクフードです。海鮮の旨味は最高ですね。

生ハムピザ

最後に、定番の生ハム(200円)で優勝しましょう。 ここで、バジルソースを大量投入するのですが、ポイントがいくつかあります。

バジルソースは、ピザにかけず、湯煎します。 また、湯煎したバジルソースはバジルとオイルが分離するので、袋を指で押して混ぜ直すといいです。

最後に、焼いた素ピザに対し、バジルソースをかけ、そのうえから生ハムを三枚載せます (六等分だと 1ピースあたり三枚載せても残るはず)

人生とは、人間が生ハムを食べる、の略という説を聞いたことがあります。

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