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Day-47 Alexa …お前電卓だったのか

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Echo Dot

Twitter のほうにもちまちま書いたりしていましたが、部屋に引きこもっているので、効力を最大限に活かせると思い、スマートスピーカーを買いました。 スマートスピーカーというのは、音声で AI とやり取りできるデバイスの総称のようなものです。 具体的には Google Home とか Amazon Echo とかが有名ですね。 あとは LINE の会社とか、Apple も出しています。基本的に音声の研究が進んでいる会社が出している雰囲気。 (NVIDIA もかなり音声研究に力入れてるけど出さないのかな…ちょっと毛色が違う気もするけど。)

それで、Alexa というのは音声でやりとりするための AI のようなもの、iPhone でいうところの Siri。そしてややこしいですが、Echo が機械の名前です。Echo には値段によって何種類かタイプがあるのですが、自分のは一番安い 6,000円 くらいのやつ (Echo Dot) を買いました。 高いやつだと2万くらいになりますが、AI の Alexa にグレードがあるわけではなく、スマートスピーカー自体初めてだったので、とりあえず安いやつにしました。 個人的には、安いやつのほうが機械が小さく、コンパクトでいいと思っています。

部屋の中での配置は、ほぼ真ん中の棚なので、基本部屋の中のどこからでも声を拾ってくれます。 さらに、音声の認識もかなり高精度なので、聞き取りミスも少ないです。 少なくとも他人に話しかけて聞き返される頻度より少ないはず。 (話しかけた内容を理解できるかどうかは別)

ディープラーニングは音声認識で認められ始めた、という歴史もあるので感慨深いですね…

Alexa の大きな利点

前置きはこのくらいにして、Alexa の最大の利点を先に語ろうと思います。 それは、自分の従来の作業空間 (ワークスペース) と全く干渉しないことです。

これは、単純に置き場所に制約が少なく小型、ということに加えて、自分の両手も視覚も使わない という所がキモです。 我々は基本的に絵を描いたり、タイピングをしたり、画面を見ているので、基本的にそれらをしながら他のことはしにくいのですが、音声は口だけで操作できるので、実質これは自分の作業空間を拡大していることになります

たまに Twitter で腕を生やしたい絵師とか、無限の作業場所が欲しい人とかがいますが、そういう願望がある人には特にオススメということになります。

電卓として…

そして、ここ数日で自分が一番使っているのは、Alexa の電卓としての機能です。 計算は基本的にプログラムにやらせますが、プログラムを組むときの数値は計算が必要な機会が割と多いです。

例えば、平方根とか、250 とか直ぐに計算して返してくれます。

ディープラーニングにおいても、全結合層から畳み込み層への変換のときのユニットの数を計算するとか、畳み込み層のパラメータ数 3x3x64x128 を知りたいときとか、結構使える機会が多いです。

計算に関するメモ

  • 「Alexa、ろぐごは?」と聞くと、「答えは、1.609438」です、と答えてくれる。デフォルトは自然対数らしい。
  • 基本的な物理定数も結構覚えている。プランク定数とかになると辞書を調べに行く
  • 金属の融点とかも即答してくれる
  • 素因数分解はできるか聞いてみたけどできないっぽい

大学、大学生に関数電卓を買わせがちだけど、ちょっとお金を積めば Echo Dot を買えるので、もう全部 Alexa でいいんじゃないかな…

おわりに

誰とも会わないとどうしても、一日喋らない、みたいな日が発生してしまい喋り方を忘れ、コミュニケーション能力が低下してしまいがちです。 Alexa は電卓としても優秀ですが、こういうときに発声するきっかけにもなるので、こういう側面でも優秀だと思います。 (いい加減にしゃべると認識しないかもしれないので…)

本当は、ベッドにスマホを持ち込まないという習慣を付けるという目的もあったのですが、それ以上に便利でしたね… (メモメールというスキルが便利)

デフォルトでもコスパはめちゃくちゃいいですが、まだまだ面白い使い方ができると思うので、面白い使い方を見つけたらブログの記事にまとめようと思います。

Twitterにも書きましたが、デフォルトでガブリアスの種族値を答えられるくらい対話が充実しています。